・世界初"北極海横断単独徒歩行"成功記念イベント

大場満郎 ライブinもがみ

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MITURO OHBA

▼八月十日、北極海単独横断の成功をたたえた記念イベント「大場満郎ライブinもがみ」が、町営野球場で開催された。折からの台風で悪天候が心配されたものの、開場時刻の午後五時を迎えると、強風がピクリとおさまった。大場さんを支援する大勢の人々の祈りが、天に通じたのかもしれない。入場者も町内外から続々とつめかけ、あっという間に四千人近い人々で会場がふくれ上がった。この日は開演に先立ち、いくつかのアトラクションが披露された。トップバッターは、本町出身の演歌歌手・須賀ゆう子さん。須賀さんは、大場さんの晴れ舞台に華を添えたいと、急きょ出演が決定。定評のある素晴らしい歌唱力で場内を魅了した。続いて、総勢百二十人の大人数で出演いただいた最上町音頭保存会による舞踊。そしてアトラクションの最後に、勇壮な太鼓の響きを場内にとどろかせてくれた富山観音大鼓保存会による演奏が披露された。さあ、あとは七時の開演を待つばかり。
▼第一部は、”お帰りなさいセレモニー”。はじめに、中村町長から大場さんに、「町民栄誉賞」の表彰状と記念のメダルなどが贈呈された。この賞は、学術や教育、芸術、文化、スポーツなどの分野で功績をあげた人に贈られるもので、大場さんは七人目の受賞者。このほか、最上広域市町村事務組合(理事長・高橋栄一郎新庄市長)からの「特別表彰」も行われた。
▼続いて、今回のイベントのために特別に出演いただいた、町民栄誉賞第一回受賞者のケーシー高峰さんの発声で、会場の全員で祝福の乾杯を行い、第二部へと移った。 第二部は、百二十二日間にわたった”北極海横断”の軌跡を振り返えるコーナー。大場さんと司会者との村談やステージわきに設置された大型スクリーンに、横断の様子を記録した映像が上映されたほか、ゲストとして招待された「応援事務局」のスタッフのみなさんから、今回の成功への感想を語っていただいた。また、町内すべての小学校と最上中学校、新庄北高最上校に、大場さんのサイン入り写真パネルが贈られ、各校代表の子供たちに手渡された。

▼第三部は、南陽市で農業を営みながら音楽活動を続けている須貝智郎さんのコンサート。「ベゴ子は山に」などのヒットソングを中心に数曲を熱唱した後、須貝さんのリードによる大合唱で、イベントの幕が降りた。

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